村上春樹読んだらノーベル文学賞取れない理由がわかった
オシャレというイメージのせいで全然興味なかったんだけど、やっぱ読んどくべきかなと思ったので読んでみました。
内容については触れられないです。文学の教養とかありませんし…
個人的には全く楽しめなかったんだけど、多分一冊目にデビュー作を読んでしまったこととか、自分に経験(寝た女の数(笑)など)が乏しすぎることとか、主に自分の責任だと思うので、しばらく経ったら別の村上春樹作品読んでみようかなと。
東大の生協にノルウェイの森が下しかなかったのは痛い…
で、タイトルなんですが、作中にこんな台詞がありました。
「なぜ本ばかり読む?」
僕は鯵の最後の一切をビールと一緒に飲みこんでから皿を片付け、傍に置いた読みかけの「感情教育」を手に取ってパラパラとページを操った。
「フローベルがもう死んじまった人間だからさ」
「生きてる作家の本は読まない?」
「生きてる作家になんてなんの価値もないよ。」
「何故?」
「死んだ人間に対しては大抵のことが許せそうな気がするんだな。」
全体的にオシャレすぎて自分にはついて行けないんですが、ここはなんとなく引っかかりました。
「生きてる作家になんてなんの価値もないよ。」と言い切っちゃってますが、ここでノーベル賞の受賞資格を確認しておきましょう。
授賞決定発表の時点で本人が生存していることが授賞の条件とされている。(Wikipediaより)
う~ん、これはノーベル賞に喧嘩売っちゃってますね〜。
この作品が、村上春樹の考える作家のあり方を表しているものであることを考えると、ひょっとするとスウェーデン・アカデミー(ノーベル文学賞の選考機関)がこの言葉を気にしているのでは……?
実際はそんなことはないとは思いますが、ちょっと面白いと思ったので記事にしてみました。村上春樹作品でなんかオススメがあれば、コメントとかで紹介していただけると嬉しいです。